2018年2月25日日曜日

【備忘録】チリのバチェレ大統領との朝食会に出席しました

日々こつこつやっていると、たま〜にご褒美のような出来事に恵まれ、また明日から頑張ろうと思うことがあります。先週の金曜日がまさにそんな日。チリのミシェル・バチェレ大統領とのWomen’s Leaders朝食会にお招きいただき、2012年にUN Women(UNウィメン)事務局長として来日された時の議員会館でのダイアログ以来、久々に間近でお話を伺うことができました!
 バチェレ大統領、一見、「肝っ玉かあちゃん」風(失礼!!)なのですが、壮絶な人生を歩まれてこられました。しかも、三児の母で、その経験を政治に存分に活かしてこられました。また、医療、政治、国際機関、NGO/市民社会組織と、多様な立場でのご経験。だからこそ、言葉の一つ一つに経験と専門性に裏打ちされた説得力と、壮絶な経験を乗り越えてきたからこその深みと温かみを感じるのです。
2012年に来日された時に印象に残ったのは、
○ (女性国会議員から)「女性国会議員を増やすには?」という質問に対して、クオータ制の有効性(というか、それが唯一の方策)をお話されたとき、冒頭で、「そーねー、日本が参考にできるのは、リビアやアフガニスタンの事例かしら・・」と。り、りびや、あふがにすたん・・・・!?。
○ (日本のM字カーブに関して)「働く女性の問題とかカルチャーの問題ではなくて、政策の失敗」と一刀両断。チリでは、ご自身の子育て経験も踏まえ、厚労大臣の時に予算を確保し、保育園整備に尽力されたと。
○ (「働く女性は子育てをおろそかにしてるのではないかと言われる」との声に)「はははは〜、神話ね。うちの三人の子たちも保育園に行っていたけど、そこで社会性やコミュニケーション能力を育み、学業もしっかりやって、今、立派な社会人よ。うちの子だけじゃなくて、そういう研究もちゃんとあるわ」。
今回、チリ大使館から招待状をいただいたときに、またお話を伺えることが本当に嬉しくて、ウキウキしていたのです。ということで、迎えた朝食会。今回はこの6年間やってきたことへの「reassuarance」をいただいたような、そして、今後の指針となるような言葉の数々に、静かにインスパイアされました・・。
内容はまた、講演や講義やセミナーで、特に若い人たちや、日々ジェンダー平等を目指して活動している方々と共有していこうと思います。
ちなみに、バチェレ大統領とは。
ピノチェト政権下でお父様は逮捕・拷問死、ご自身も医学部生のころに亡命・投獄・反政府活動を経験。その後、医師(小児科・外科)として活躍しつつ、また、三人の子どもを育てつつ、防衛も勉強。民政が復活すると政治家になり、厚生大臣、国防大臣を歴任し、初の女性大統領に。その後、UN Women(UNウィメン)の初代事務局長を務め、また大統領に。(←今ここ)来月の任期満了を前に来日されました。

2018年2月23日金曜日

【男女共同参画推進連携会議】第62回国連女性の地位委員会(CSW)等について聞く会の司会をしました

国の男女共同参画推進連携会議有識者議員としてのお務めで、「第62回国連女性の地位委員会(CSW)等について聞く会」の司会進行をしてきました。男女共同参画推進連携会議主催の「聞く会」は、国内外のジェンダー・女性に関する最新動向について、担当省庁を中心に、民間の有識者やNGOの方々にも情報提供をしていただく会です。最新動向について、担当者から直接話を聞けるだけではなく、配付資料も非常に充実しているので、貴重な情報収集の場です。
さて、今回は、3月12日から国連本部で開催される、今年のCSW(Commission on the Status of Women)の議題や日本の政府・NGOが主催するサイドイベントなどについての発表がありました。

今般、CSWの日本代表団の代表として、JICAで長年ジェンダー専門家として活躍されてきた、田中由美子さん(現・城西国際大学招聘教授)が就任されました!わたしがUNDPに入った時から、日本のカウンターパートであるJICAの由美子さんには、本当にいろいろと教えていただきました。90年代後半からUNDP/JICA共催でジェンダー主流化研修を東京、箱根、プノンペンなどで行ったり、2002年にはアフガニスタンの復興支援国際会議に先駆けて、JICAとUNDPで協力し、アフガニスタンから女性たちを招聘して、現状・ニーズについて聴く会も東京で開催しましたが、そのどれもが田中さんのご協力あっての取組でした。(アフガニスタンの会合は2002年3月に東京で開催したのですが、私はUNDPニューヨーク本部から出張。ちょうど妊娠8ヶ月で、大きなお腹でパタパタ走り回ると皆さんから「大崎さん、歩いて、歩いて!」と心配されたのも懐かしい思い出です。翌4月末に元気に生まれてきた娘も今春高校生になります!)

田中由美子さんのようにグローバルな枠組みについて、そしてその中で日本がどのような協力・取組を行ってきたかを精通している方が代表になられたことは、日本にとっても大きなプラスだと思います。次回の「聞く会」での報告が楽しみです。開催が決まりましたら、このHPでもご案内しますので、関心のある方は是非お越し下さい。

ちなみに、今年のCSWのインテーマは「農山漁村の女性とガールズのジェンダー平等とエンパワーメント」、レビュー・テーマは「メディア/ICT」です。また、外務省の方からの報告によると、「平和・安全保障・人道支援」分野において、日本政府がリーダーシップを発揮していくイニシアティブがCSW会期中に発表されるそうです。こちらも報告が楽しみです!

2018年2月13日火曜日

外資系企業様にて「ジェンダー」のお話

本日は某グローバル企業様のワークショップにて、「グローバル視点から見た、日本のジェンダー課題と女性たち」というお題でレクチャー。

①「ジェンダー」は、世界全体の共通問題
●世界は何を目指しているか?〜ジェンダー平等と女性のエンパワーメント〜
●日本の現状・課題・展望は?
②日本の女性たち
●「女子力」と「母」と「年齢」の呪い?
●そもそも「エンパワーメント」とは?
●変化・変革の兆しは?
といった構成でお話したところ、熱い質問が相次ぎ、時間は大幅超過。


終了後も個別にたくさんの質問・コメントをいただきました。午後のディスカッションも盛り上がったことでしょう・・

2018年2月7日水曜日

安全保障とジェンダーの委員会に出席

今日は外務省にて、国連安保理決議第1325号「女性、平和、安全保障」等の履行に関する行動計画の実施評価委員会に出席しました。「平和・安全保障とジェンダー」は、今、国際社会で最も重要視されているアジェンダの一つです。(外務省のHPをご参照ください
委員会では、この分野での日本の取組みを網羅的に見て、優良事例を選び、評価しています。昨年の評価報告書はコチラのリンクからご覧いただけます。なかなか一般の方々やメディアに注目してもらえないのですが、日本は、UN WomenやUNDPなどの国際機関を通じた支援(主に財政的・人的貢献)や、日本のJICAやNGOによる支援など、それはそれはたくさんの支援をしています。
地域もシリア、ナイジェリア、コンゴ民主共和国、パキスタン、フィリピン、アフガニスタンとワールドワイド。イスラム過激派組織ボコハラムに拉致されながら、逃げてきたサバイバーの少女たちの回復支援もあれば、シリアから逃れている難民の女性たちの健康・経済的エンパワーメント支援、アフガニスタンの女性警察官の育成や、司法セクター改革(性暴力をはじめ、女性たちのニーズに合った司法制度・人材の構築・育成等)など、ありとあらゆる国と地域、領域で、日本は支援を行っています。

もっと、注目していただけると良いなぁと思います。そうすれば、紛争から女性・少女はどのような影響を受けるのか、平和・安全保障をジェンダー主流化するとはどういうことか、なぜ、今、この問題が国際社会の主要アジェンダになっているのか、そして日本がそこにどう関わっているのかがよくわかると思います。是非、昨年の報告書をご一読ください。
今、委員会で鋭意作成中の報告書は、春に発表されると思いますので、その際には何らかの形で報告会などができると良いなと思います。

2018年2月6日火曜日

【登壇】今年の国際女性デーは、なでしこジャパンの前監督 佐々木則夫さんと対談します

厳しい寒さが続きますが、暦の上では立春。
日中の日差しは少しずつ明るくなり、春の兆しも少しずつ感じるようになりました。
3月8日の国際女性デー(International Women's Day)も近づいてきます。
今年は、理事を務めている公益財団法人プラン・インターナショナル・ジャパンの国際女性デーイベントにて、サッカー日本女子代表(なでしこジャパン)の前監督 佐々木則夫氏をお迎えし、「今、男性ができること。女性の可能性は無限大」というテーマのトーク・セッションに登壇いたします。

日時:3月8日(木)19:00~20:30
会場:オープン・コラボレーション・スペース「LODGE」(Yahoo株式会社内)
   東京ガーデンテラス紀尾井町
定員:80名
申し込み〆切:3月4日(定員になり次第締め切り)
詳細・お申し込みはコチラから。


昨年、大ヒットした映画『ドリーム』。1960年代のアメリカNASAで、ロケット打ち上げという国家プロジェクトを成功に導いたのは、黒人の女性数学者やエンジニアでした。その彼女たちが「女性」「黒人」という二重の差別を乗り越え、大きなプロジェクトで能力を発揮できたのは、ケビン・コスナー演じるハリソン本部長が自らの権限・力を行使して、「壁」を取り払ったからでした。

今の日本でも、国会・地方議会・取締役会・管理職など、意思決定に関わるポジションに就いているのは男性です。男性のリーダー・意思決定者が自らの権限を使って、多くの女性たちが能力を伸ばし、発揮する機会や環境を創ってくれることが、日本の女性活躍推進の鍵になると思います。

今年の国際女性デーでは、なでしこジャパンの選手の力を引き出し、ワールドカップ優勝に導いた佐々木則夫さんから、「男性ができること」について色々な角度からお話をうかがう予定です。

男性の皆さま、女の子をお持ちのお父様がた、是非、お越しください!