2015年9月18日金曜日

アフガニスタンの女子サッカーチームへの「リーダーシップ研修」!

国連UNITAR広島事務所の招聘により、アフガニスタンの女子サッカーチームが現在広島に滞在中です。親善試合や文化交流の他に、女性のリーダーシップ、組織づくり、スポーツ心理学についての研修も。私は「Young Women's Leadership」のコマを依頼され、約2時間、女子サッカーチームの皆さん(18歳〜22歳)、それから監督やコーチ(←男性です)と時間を共にしてきました!

短い時間でしたが、まずは自己紹介ということで、
1. サッカーを始めた動機
2. 私のロールモデル
3. 自分自身について一番誇れるところ
を共有。すごい!「ロールモデルはいない。私がこれからの女の子たちのロールモデルになりたい」「女にサッカーはできない、というイメージを自分が身を以て変えたい!」「スポーツを通じて平和に貢献したい!」という声が続出。いやー、流石です。

そのあと、なぜ今、若い女性のリーダーシップが重要視されているのか?そもそもリーダーシップとは何か?誰を、何をリードするのか?といったレクチャーをしながら、以下のような設問でグループワーク。
① あなたがこれまでに会った良いリーダーは?良いリーダーの資質(クオリティ)を3つ挙げると?
② あなたがこれまでに会った悪いリーダーは?悪いリーダーの資質を3つ挙げると?
③ 良いリーダーの資質で既に自分自身も備えているなと思う資質は?今は欠けているけど、これから伸ばしていきたいなと思う資質は?
④ 悪いリーダーの資質で、自分自身にも当てはまるので改善していきたい資質は?
超盛り上がりました。


最後に、
① アフガニスタンや自分が属するコミュニティの『好きなところ」は?ここがこう変わるともっと良いのにな、と思うところは?
② 5年後、アフガニスタンや自分が属するコミュニティがどうなっていたら良いと思う?
③ その「理想」を現実にするために、あなたには具体的に何ができそう?

というワークを私の例も交えながら、話し合いました。
女子サッカーチームの選手ということで、既に「影響力」は大。世間の「ステレオタイプ」を変えていく、また、女の子たちが自分の意思で進路を決める、そういう生き方を身を以て示していくという意味では、既にリーダーです。今回は、具体的なリーダーシップ・スキルの話までカバーすることはできませんでしたが、まずは、自分のもっているリーダーとしての可能性や影響力を客観的に捉える事ができたかな〜と思います。それにしても、皆、明るく、発言したがりで、ファシリテーターとしては助かりました!




さて。私はアフガニスタンには特別な思いがあります。1990年代半ばにタリバンがアフガニスタンを制圧しました。女性たちは教育レベルも高く、プロフェッショナルもたくさんいたのに女性一人での移動も仕事もできなくなりました。その時に、ある女性弁護士が首都カブールで焼身自殺をし、抗議しました。そのニュースが入ってきたのが、丁度、国連人権センターでインターンをしている時でした。その後の同時多発テロ、アフガニスタン紛争、そして復興に向けて日本で開催された支援国会議。娘っ子の出産予定日1ヶ月前に東京に出張し、アフガニスタンから女性を招いて女性たちの現状と復興支援ニーズに関するラウンドテーブルをJICAさんと一緒に開催したことも。翌月、娘っ子をNYで出産した時は、直後に緊急手術になってしまい、薄れ行く意識の中でアフガニスタンにも今こんな状況に陥っているお母さんがいるんじゃないかとやるせない思いで一杯になりました。たまたま、医療が整ったニューヨークにいたから助かったけど、妊娠・出産はやはり命がけです。

生まれた時から紛争やイスラム原理主義が身近にあったという境遇にありながら、数々の困難を乗り越えて、自分の意思でサッカー選手になることを選んだ若い女性たち。それだけでもう、若い女性や女の子たちのロールモデルなのですが、サッカー選手としての活動が終わったあとにも社会をより良い方向に変えていくchange agentsとして活躍してもらいたいです。

平和構築には、次世代のリーダー育成、特に女性リーダーの育成が不可欠です。日本もこういう領域でどんどん国際協力を進めていきたいですね!&、アフガニスタンのガールズと、日本のガールズが一緒にleadership trainingを受けられるような機会があればいいのになぁ〜と思います。

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