2011年3月7日月曜日

途上国のユースたちの目に映った日本:明日のフジテレビ「とくダネ」が密着取材を放送!

プラン・ジャパンのシンポジウム「Invest in Me! 女の子の教育が途上国を変える!」のために来日し、1週間東京に滞在したパキスタンの2人のガールズをフジテレビの「とくダネ」(8:00~9:55)が密着取材。「国際女性の日」の明日、放送されるそうです。

マリ、パキスタン、エルサルバドルのユースたちが見た東京の日常。

シンポジウムでの報告を簡単に紹介します。

エルサルバドル・チーム

 路上などの公共の場で、日々の生活のために物乞いをしたり、フルーツや野菜を売っている子ども、働いている子どもがいないので感動した。

 治安が優れている。ラッシュ・アワーに電車で移動しても、財布や携帯を盗られることがないのでびっくり。人々は皆優しかった。

 話を聞いていると、家族や人間関係の希薄さを感じた。インターネットではなく、顔を突き合わせないとジェンダーのようなデリケートな問題は話し合えないのではないか。

(港区役所を訪問、DV対策について話を聞いて)

 シェルターのような保護システムがあり、日本人だけではなくて外国人も受け入れているのはすごい。エルサルバドルにはそうした支援が無い。

 加害者の男性に対する確固たる罰則が無いと聞いてびっくりした。男性を訴えられないのは問題だ。

 被害者に対するシステムは整っているが、未然に防ぐキャンペーンが不十分と聞いた。それは大きな課題だろう。

 養育費はエルサルバドルは給料から天引きだが、日本はそうではないというのが印象的。

(渋谷、秋葉原を歩いてみて)

 女の子の露出のあるファッションは、エルサルバドルでは性的な仕事をしている女性たちの格好のようで、批判されてしまう

 児童ポルノが氾濫していた。秋葉原は文化の中心なのに、規制する法律が無いと聞いてびっくりした。道で客引きをしている女性は児童ポルノの漫画に出てくる幼女のような格好をしている。エルサルバドルでも児童ポルノの問題はあるが、日本よりも隠されている。いずれにせよ、これは世界共通の問題として、もっと掘り下げないといけないと思った

(全体の感想)

 テクノロジーも大切だけど、人々の間の関係性や感情はもっと大切。皆で集まったり食事をしたりすることが大事だと思う

 世界中の女性たちがもっと機会を持てるように皆で一緒に闘っていきたい。

パキスタン・チーム

 日本の働くお母さんは、外で仕事をした後、保育園に迎えに来て買物をして家で家事をしている。賃金労働と家事労働と両方を担っていて大変そうだ。

 保育士はとても能力が高く、素晴らしいやり方で子どもたちをケアしていると思った

 老人介護の現場でも、多くの若者が一生懸命働いていた

(秋葉原)

 メイド喫茶では、足をむき出しにしたファッション。保護者が許しているとは信じがたい。

 パキスタンにはメイド喫茶のように女性が男性に奉仕する店は無い。女性たちがそんな形態の店を容認しないだろう。

 メイドさんたちと「黒ひげゲーム」をして遊んだ。楽しかったが、あれは子どもの遊び。大人はしない。日本の男性は疲れているので、癒しを求めに来ているのだと思った。

 メイド喫茶は和やかでいいが、あのような主従関係的なものがDVを助長するのではないかと思った

(全体の感想)

 パキスタンに比べて日本はとてもお金持ちなので、日本人は皆ハッピーなのかと思っていたが、パキスタンと同様に色々な問題を抱えていることもわかった(学生・若者の就職難や、DVなど)

 テクノロジーの発展はすごいと思う。感動したのは鉄道網、鉄道システム。

 偉くなると自分で仕事をしなくなるものだが、日本人は偉い人もたくさん働いているようだ。

 時間厳守するところ、友好的なところが素晴らしい。日本人は努力して人生を生きていると思った

 日本の女性は生き生きと仕事をしている。私たちもパキスタンの発展のために頑張りたい。

マリ・チーム

 マリと比べて女性の政治家が少ない。特に閣僚。同じ仕事に就きたい場合、女性の方が不利なように見える。マリは女性にも機会がある。

 政策決定の場で女性の声も少ないが、子どもの発言権が無いようだ。マリでは「子どもの権利条約」の精神の下に設置された「子ども議会」があり、政策提言を行っている

 日本人は歩くのが速い!電車やバスでコミュニケーションをとっていないみたい。でも、皆親切で、時間に正確。

(全体的な感想)

 今回、色々な国で女の子は同じような問題を抱えていることがわかった。協力したらきっと良い解決策を見つけられると思う。こうした問題、例えばHIV/エイズのような問題は、もっと日本人同士でも話し合うべきだし、女性同士でも自覚して協力し合って解決していきたい。

日本の学生ボランティアチーム

 日本では、子どもは家事はせず、勉強をしていれば何も言われないが、途上国は違う。自分の事で精いっぱいという姿勢だった。それを変えなければならない。

 子どもや女性が政策に意見を述べるというのにびっくりした。日本では、DVや性暴力に対して真っ向から闘っている人が少ないと思う

 「若者」「男性」「女性」といった固定観念を疑いながら、来日したユースたちのように自ら行動を起こしていかなければならないと思った。

いかがでしょうか。客観的な視点から「当たり前の日常」を捉えなおすと、また違った風景が見えてくるような気がします。来日したユースたちは、児童婚、難民キャンプでの生活、児童労働などの過酷な状況に立ち向かい、自らの尊厳を確立し直した女性たちだけに、人権やジェンダーに関しては非常に鋭い感覚・視点を持っていると思いました。

明日の「とくダネ」、私も楽しみにしています。

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