2011年3月6日日曜日

国際平和協力(PKO)本部事務局のHPにインタビュー記事が掲載されました!

内閣府国際平和協力(PKO)本部事務局のHPに私のインタビュー記事が掲載されました。
3月8日の「国際女性の日」にちなんだ特別企画「国際平和協力業務に携わる女性たち」のコーナーです。コチラ→ http://www.pko.go.jp/PKO_J/operations/jyosei.html

皆さんご存知の通り、国連のPKO活動には日本も人的貢献をしています。派遣要員の方々は事前に国内で研修を受けます。昨年2月から「ジェンダー」も研修項目に付け加えられました。以降、スーダン、東ティモール、ゴラン高原、ネパール、ハイチ等、ジェンダー研修を担当させていただいています。

2000年10月に国連の安全保障理事会(安保理)で、安保理決議1325号「女性、平和、安全」が採択されました。安保理史上初めて、紛争・平和交渉・DDR(武装解除、動員解除、社会復帰)・復興・平和構築における「女性への影響」「女性の役割」が言及された決議です。

その後、2008年には安保理決議1820号が米国の提案(日本も共同提案国)により採択されました。これは、紛争時の女性に対する性暴力に特化した決議です。紛争時に女性や女児に最も甚大な被害を及ぼすのが「暴力」「性暴力」です。軍やゲリラによって組織的に、戦術・戦略としてレイプが行われるケースが後を絶ちません。また、90年代にはPKO部隊による地元の女性や女児への性的搾取や買春が世界的に大きな問題として報道されました。

これら二つの決議で言及されていることを「実施」におとしこむための具体策を明記した決議も2009年に相次いで採択されました。

そうした国際的な動きを背景に、また、国連PKO局からの強い要請もあり、2010年1月から日本のPKO派遣前研修でも「ジェンダー」が付け加えられたのです。

私のカリキュラムは、国連本部のPKO局が作成した「ジェンダー・トレーニング・マニュアル」をベースにしたものです。が、本部のトレーニング・マニュアルは3日から5日にも及ぶカリキュラム量。日本の場合は「90分」なので、エッセンスだけを抽出しました。(派遣されてから、任務地でも国連によるジェンダー研修をみっちり受ける事になっています)

90分の大まかなカリキュラムは、以下の4つの柱を中心にしています。
1.「ジェンダー」「ジェンダーの視点」とは何か?
2.紛争・DDR・復興・平和構築における「ジェンダー視点」とは?
3.国連PKOにおけるジェンダーの基本枠組みと配慮事項
4.当該国のジェンダー状況

研修場所は、たいてい霞が関の内閣府ですが、自衛隊の駐屯地に赴くこともあります。
毎回、一番最初に「男性・女性と聞いて、それぞれイメージする言葉は?」「男性・女性それぞれの家庭内、地域コミュニティ、組織や社会における『伝統的』な役割・仕事・職業は?」「同じく『最近』のものは?」というエクササイズから始まるのですが、これはいつも盛り上がります。

その後は講義中心ですが、皆さんとても熱心に耳を傾け、ノートをとっていらっしゃいます。

日本のPKOへの貢献は国際的に非常に高く評価されています。PKOでは女性要員のニーズがものすごく高まっているので、日本からも女性要員の派遣が増えるといいなと思います。(東ティモールのオペレーションには既に女性が派遣されています。)

今回、インタビューしてくださったのは、同事務局の国際平和研究員の新野智子さんという女性。筋金入り(!?)の緊急援助エキスパートです。UNHCR、UNICEF、国際赤十字(ICRC)などを通じて、ハイチ、チリ、パキスタン、スーダン等々、数々の「最前線の現場」を渡り歩いてきた方です。1時間に及ぶインタビューはめちゃめちゃ盛り上がりました。その後、話は尽きず、ランチも一緒に。私の話より、彼女のへ緊急援助におけるキャリアや見聞録の方がよっぽど面白い。是非、あのコーナーの「表舞台」に登場していただきたいものです。

ちなみに、文中、「大学時代にジャーナリズムを専攻した」と紹介されていますが、専攻科目は「哲学」です。ジャーナリズムに関しては、大学時代に某新聞社の英文局で3年間アルバイトして、自分のコラムも持っていました。記事の原稿を見せていただいたときに訂正すべきところ、見落としてしまいました。

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